オレンジジュースを飲む頃
急に空き教室なんてところに連れてこられて、唐突な質問が光瑠絡みだ。
予想はしていたが、まさかぶっこみ発言をしてくるとは思わなかった。
「私はね、唯穂ちゃんが光瑠君の事が好きなのは分かってるの。でも、光瑠君はどうなんだろうね。かっこいいしモテるのに、何故か浮ついた話は一切無し。しかも彼女無し。だからこそ今年の文化祭がチャンスなの」
「えっと、私は別に光瑠の事が好きだとは言ってないんだけど……」
「だからさ、私は絶対に光瑠君に告白するって決めたの。文化祭実行委員会に立候補したのも距離を縮めるため。光瑠君が一番仲が良い女子って唯穂ちゃんだし、唯穂ちゃんが友達以外の感情で光瑠君と接しているのは分かっていたから。だからこそ宣戦布告をしたってわけ」
「はぁ……」
簡潔に言うと、私は光瑠君に告白するから邪魔しないでね、という事になるらしい。
でも、私が光瑠の事が好きだと勘違いされているみたいなのだが。
しかも、光瑠は2度も私なんかに告白してきてます。
なんて絶対に目の前の彼女に言うつもりはない。
色々と誤解と補正が入り混じっている。