オレンジジュースを飲む頃
「……昨日さ、珍しく光瑠と夕飯食べに行ったんだわ。委員会昨日は無かったし、俺からも色々聞き出したいことあったから」
「珍しいね。暁人からご飯誘うなんて」
「言ってたよ、光瑠。『ゆいが俺の事嫌いになったら、立ち直れないかも。告白しない方が良かったかもな。でも、やっぱりゆいとは友達止まりなのは嫌だ。絶対後悔するかもって思ったから、2度も告白したんだわ』って。あいつさ、唯穂が自分の事嫌いになられでもしたらってそればっかりだったよ。あいつは唯穂が思っている以上に、好きなんだよ。あんたの事」
立ち直れない、か。
私も立ち直れないかも。
そういうところは以心伝心って言っておこう。
でも、光瑠は現状維持の関係に、終止符を打ちたいんだ。
答えを未だに出せずにいる私と、ずっと一緒にいたいと思ってくれている。
それは、友達としてではなく。一人の大切な人として。
……いつから私の事、好きでいてくれた?
私はただ、彼を傷つけるだけの事しかしていない。
最低野郎だ、本当に。