【短編】かわいく、ワルく、甘く愛して。
「なあ、那智? 俺はこうして話してるだけでもどんどんお前のこと好きになっていってるんだぜ?」
両手で頬を包まれるように捕まって、顔をそらすことも出来ない。
「血が美味くて惹かれてるってのもあるんだろうけど、本当は可愛いの好きなくせに頑張ってクールっぽい澄ました顔を保とうとしてるとことかめっちゃ可愛い」
「なっ⁉」
「俺の顔好みなんだろ? この顔で迫られたらすぐに顔真っ赤にするトコとかも可愛すぎだし……ほら、今もめっちゃ可愛い顔してる」
「そっ、なの……わかんな……」
ワルい顔の累さんは怖いのに、やっぱりドキドキしてしまう。
鼓動が早すぎて、言葉もまともに紡げない。
そんな私の顔を見ていた累さんは、またちょっと視線を逸らして耳を赤くさせた。
「ちょっ、ほんとかわい……やば、あんたが欲しくてたまんない」
「ぅえ⁉」
ここまで言葉を重ねられて、最後に余裕のない声をされたら本気を感じ取らないわけにはいかない。
近づいて来る顔が色っぽくて、どうしてか目が離せない。
累さんの右手が、大事なものを扱うみたいに私の耳に髪をかける。
そのまま耳の後ろに手が差し入れられて……。
両手で頬を包まれるように捕まって、顔をそらすことも出来ない。
「血が美味くて惹かれてるってのもあるんだろうけど、本当は可愛いの好きなくせに頑張ってクールっぽい澄ました顔を保とうとしてるとことかめっちゃ可愛い」
「なっ⁉」
「俺の顔好みなんだろ? この顔で迫られたらすぐに顔真っ赤にするトコとかも可愛すぎだし……ほら、今もめっちゃ可愛い顔してる」
「そっ、なの……わかんな……」
ワルい顔の累さんは怖いのに、やっぱりドキドキしてしまう。
鼓動が早すぎて、言葉もまともに紡げない。
そんな私の顔を見ていた累さんは、またちょっと視線を逸らして耳を赤くさせた。
「ちょっ、ほんとかわい……やば、あんたが欲しくてたまんない」
「ぅえ⁉」
ここまで言葉を重ねられて、最後に余裕のない声をされたら本気を感じ取らないわけにはいかない。
近づいて来る顔が色っぽくて、どうしてか目が離せない。
累さんの右手が、大事なものを扱うみたいに私の耳に髪をかける。
そのまま耳の後ろに手が差し入れられて……。