先輩を可愛い、かわいいと言っていいのは僕だけです
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我ながら現金な話で、可愛いかわいいと言って貰えなくなると言われたくなる。
今日も花壇の手入れ前にトイレに寄り、髪型やメイクをチェックしていた。
(リップよし、マスカラもウオータープルーフタイプにしたし大丈夫)
トレンドをちゃんと意識してるし、最近はあの涼介も見直すくらいイメージチェンジに成功。もちろん涼介に褒められても嬉しくないけれど。
本宮君の可愛い、かわいいですねは口癖であろうとコミュニケーションの一部だったんだ。
今日こそは本宮君に可愛いと言わせてみせるぞ、改めて気合を入れトイレを出ようとした時ーー。
「ねぇ、あの向日葵先輩だっけ? 必死過ぎない?」
噂話をしながら誰かがやってくる。彼女等の話題がわたしであると分かり、慌てて個室へ戻った。
ほどなくして扉が開かれ、陰口はクリアに届く。どうやらわたしと同じくメイクを直しに来たみたいだ。
「急にケバくなってウケる。本宮君もいきなり先輩が色気づいて迷惑してるみたいだよ」
「えー、本宮君かわいそう。部活の先輩に言い寄られたら断りにくいじゃん」
「しかも涼介君にもちょっかい出してるし、向日葵先輩うざいわ。向日葵先輩じゃ、本宮君も涼介君と釣り合わない」
この声には聞き覚えがある。涼介の取り巻きの子達だろう。
我ながら現金な話で、可愛いかわいいと言って貰えなくなると言われたくなる。
今日も花壇の手入れ前にトイレに寄り、髪型やメイクをチェックしていた。
(リップよし、マスカラもウオータープルーフタイプにしたし大丈夫)
トレンドをちゃんと意識してるし、最近はあの涼介も見直すくらいイメージチェンジに成功。もちろん涼介に褒められても嬉しくないけれど。
本宮君の可愛い、かわいいですねは口癖であろうとコミュニケーションの一部だったんだ。
今日こそは本宮君に可愛いと言わせてみせるぞ、改めて気合を入れトイレを出ようとした時ーー。
「ねぇ、あの向日葵先輩だっけ? 必死過ぎない?」
噂話をしながら誰かがやってくる。彼女等の話題がわたしであると分かり、慌てて個室へ戻った。
ほどなくして扉が開かれ、陰口はクリアに届く。どうやらわたしと同じくメイクを直しに来たみたいだ。
「急にケバくなってウケる。本宮君もいきなり先輩が色気づいて迷惑してるみたいだよ」
「えー、本宮君かわいそう。部活の先輩に言い寄られたら断りにくいじゃん」
「しかも涼介君にもちょっかい出してるし、向日葵先輩うざいわ。向日葵先輩じゃ、本宮君も涼介君と釣り合わない」
この声には聞き覚えがある。涼介の取り巻きの子達だろう。