イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
アイスコーヒーを飲んで私を眼鏡の下から見ている。
「どういうことって俺はここに住んでたんですけどね……」
「……要するに私はママ達にはめられたのね」
「何だよ、その言い方。俺の隣がそんなにイヤなのか?」
「イヤとかそういう問題じゃない。ところで、海斗は司法試験受かったって聞いたけど、本当なの?」
聞いた時は早すぎるんじゃないかと思った。海斗は二十五歳。嘘かと思った。でも家系的には受かりそうだよね。
新藤家は法曹界の家系。お父様はなんと裁判官。おじいさまは弁護士事務所を構えて現役だ。お母様は企業のお抱え弁護士。お兄さんは検事をしている。海斗もずいぶん前から弁護士にはなると言ってたから、受かるのも当たり前かもしれないけど、すごいことに間違いはない。
「まあな」
「おめでとう。頑張ったね。だって、受かるまでは女の子も作らずに頑張ったっておばさんから聞いてたよ」