ワケありベビーと純真ママを一途な御曹司は溢れる深愛で離さない~君のすべてを愛してる~
右手首は左手の1.5倍ほどに腫れあがっていた。
ぶつけた後にすぐ冷やさずに動かしたのがまずかったようで、シップを貼り処置をしてもらったが、しばらくは痛みが残りそうだ。
昴は食材を冷蔵庫につめ、洗濯物も取り込み畳んでくれた。
下着は恥ずかしいからと遠慮したが、そういう問題ではないと怒られてしまった。ありがたいような複雑な気持ちだ。
「料理……上手だったんですね」
驚くことに、歩那用の離乳食まで作ってくれた。完了期に入り、だいぶ大人と似た食事になってきたが、味付けや食材の硬さはまだまだ赤ん坊用だ。
(わたしだって育児は手探りなのに……)
「特別うまいというわけではないよ。できるのはこれまでに習った事だけで人並程度だ。レシピは検索すればわかるしな」
それを、昴は花蓮への質問とインターネット検索だけでそつなくこなしてしまった。
仕事ができる男は家事もできるのか。
歩那は昴の作ってくれた食事を終えると、すぐに寝てしまった。
朝、忙しくなってしまうが、このまま朝まで寝かせて、起きてからお風呂にいれれば良いだろう。
1DKの狭い部屋。すりきれた畳に、小さなちゃぶ台。
仕舞う場所がなく畳んだだけの布団が丸見えで、生活感丸出しだ。
そこに、アパートの家賃一年分より高いスーツを着た男がいることに動揺を隠せない。
「家事を習っていたんですか? 知らなかったな……」
花蓮は家を出るまでなにもしたことがなく、今の生活に慣れるのにとても苦労した。
せいぜい年に数回、お菓子を作る程度だった。
昴だって、家事などやらなくてもよい環境のはずだ。
ぶつけた後にすぐ冷やさずに動かしたのがまずかったようで、シップを貼り処置をしてもらったが、しばらくは痛みが残りそうだ。
昴は食材を冷蔵庫につめ、洗濯物も取り込み畳んでくれた。
下着は恥ずかしいからと遠慮したが、そういう問題ではないと怒られてしまった。ありがたいような複雑な気持ちだ。
「料理……上手だったんですね」
驚くことに、歩那用の離乳食まで作ってくれた。完了期に入り、だいぶ大人と似た食事になってきたが、味付けや食材の硬さはまだまだ赤ん坊用だ。
(わたしだって育児は手探りなのに……)
「特別うまいというわけではないよ。できるのはこれまでに習った事だけで人並程度だ。レシピは検索すればわかるしな」
それを、昴は花蓮への質問とインターネット検索だけでそつなくこなしてしまった。
仕事ができる男は家事もできるのか。
歩那は昴の作ってくれた食事を終えると、すぐに寝てしまった。
朝、忙しくなってしまうが、このまま朝まで寝かせて、起きてからお風呂にいれれば良いだろう。
1DKの狭い部屋。すりきれた畳に、小さなちゃぶ台。
仕舞う場所がなく畳んだだけの布団が丸見えで、生活感丸出しだ。
そこに、アパートの家賃一年分より高いスーツを着た男がいることに動揺を隠せない。
「家事を習っていたんですか? 知らなかったな……」
花蓮は家を出るまでなにもしたことがなく、今の生活に慣れるのにとても苦労した。
せいぜい年に数回、お菓子を作る程度だった。
昴だって、家事などやらなくてもよい環境のはずだ。