ヴァンパイアは自分の親友である妹を離さない
「いくぞ」


「っ……!」


プツッ。と、牙が私の首筋に…。


前の吸血とは全然ちがう。


痛いけど、気持ちいい。


「あっ…」


「ん……」


思わず甘い声が漏れる。


私の声がうるさいのか、それとも反応したのか、夜桜先輩の噛む力はつよくなった。


深く、奥深くまで牙が刺さる。普通の人間なら噛み跡がしばらく残るんじゃないかってくらい。


「夜桜先輩、どうでした?」


「翼と同じ味だな」


「むぅ…。翼お兄ちゃんに嫉妬しちゃいます」


「冗談だ。お前のほうが極上だよ、紫音」


「なっ……!そ、そういうのをいきなりいうのは反則ですよ!?」


「反則もなにもないだろ。
それに、お前が聞いてきたんだぞ」


「それはそうですけど」


「満足しました?」


「ああ。ありがとな」


「……」


じっーと夜桜先輩を見つめる。
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