ヴァンパイアは自分の親友である妹を離さない
「なんだよ」


「夜桜先輩が私にお礼なんて明日は雨かなぁ〜なんて」


「雨の方が俺にとっては好都合だ」


「そうでしたね。でも、私は憂鬱なんですけど」


「だったら一緒に傘でも入るか?そしたら雨の日でも楽しいって思えるだろ」


「夜桜先輩にしてはいい提案ですね!」


「俺にしてはってどういう意味だ」


「どういういみでしょうね〜?」


私たちは口喧嘩?らしきものをしながら寮へと戻った。雨の日が楽しくなる?なんて、考えたこともなかった。夜桜先輩の発言にはドキドキさせられることがいっぱいだ。


だけど1つ、私は隠し事をしている。
私の正体について、だ。


無理に話す必要はないと言われたけれど、いつかは話さなければならない。

夜桜先輩には知ってもらいたいから。
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