ヴァンパイアは自分の親友である妹を離さない
「よ、夜桜先輩…こっち、変なお店が多いですよ?」


「だろうな。あえてそういう道を選んだ」


「え……?」


私、もしかして連れて行かれる!?


「安心しろ。未成年じゃ入り口で追い出されるだけだ。それに目的はそこじゃない」


「だったら、どこに?」


「いいからついてこい」


「はい」


ついてこい、って言ってるのに手は絶対に離さなくて。


変なキャッチ?なんかに話しかけられても無視して歩き続ける夜桜先輩。

こういうの慣れてるのかな?私だったら怖くてその場から動けないのに。高校生って大人だなぁ。


「ついたぞ」


「わぁ〜!」


ちょっぴり大人なお店を出た先には花畑が広がっていた。


季節の花たちがキラキラしていた。

色んな色のアジサイがとても綺麗で。


「寄り道してると怒られるから少しだけな」


「はいっ!」 


私は近くで見たくて走り出した。
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