【完結】鍵をかけた君との恋
「ちょっとふたり共、言わなきゃいけないことあるでしょ」
夕ご飯をご馳走になり、皆で寛いでいると、楓が突然腕を組んだ。
「お兄ちゃん、前にも増して乃亜ちゃんと座る距離近いし、夜ずっとメールしてるし、ふにゃふにゃしてるし。変、変すぎる!絶対何かあった!」
「はあ?ふにゃふにゃしてねえよっ」
「今もスライムみたいだよっ。もしかしてふたり、付き合ったの?」
陸の反応を横目で見る。見事に耳が真っ赤っかだ。
「楓あたり。付き合ってるよ。陸ってば言ってなかったんだね」
しれっとそう報告して、陸の二の腕をぎゅっと抓る。
「イッテ!イッテェってば!」
悶える彼には皆が笑った。
「ちゃんと家族に言えし」
「そんなん、言わないだろ普通っ」
「あ、何。私は家族にも紹介できない恋人なの?」
「そ、そういう意味じゃなくてっ」
陸の母は、写真立ての中で微笑む母に向かって、何やら話しかけていた。
「今の聞いた?私達の子供達、付き合ったんですって。びっくりねえ。乃亜ちゃんのことは、これからは陸が守るからねえ」
よろしくね。そんな母の声が聞こえた気がした。
夕ご飯をご馳走になり、皆で寛いでいると、楓が突然腕を組んだ。
「お兄ちゃん、前にも増して乃亜ちゃんと座る距離近いし、夜ずっとメールしてるし、ふにゃふにゃしてるし。変、変すぎる!絶対何かあった!」
「はあ?ふにゃふにゃしてねえよっ」
「今もスライムみたいだよっ。もしかしてふたり、付き合ったの?」
陸の反応を横目で見る。見事に耳が真っ赤っかだ。
「楓あたり。付き合ってるよ。陸ってば言ってなかったんだね」
しれっとそう報告して、陸の二の腕をぎゅっと抓る。
「イッテ!イッテェってば!」
悶える彼には皆が笑った。
「ちゃんと家族に言えし」
「そんなん、言わないだろ普通っ」
「あ、何。私は家族にも紹介できない恋人なの?」
「そ、そういう意味じゃなくてっ」
陸の母は、写真立ての中で微笑む母に向かって、何やら話しかけていた。
「今の聞いた?私達の子供達、付き合ったんですって。びっくりねえ。乃亜ちゃんのことは、これからは陸が守るからねえ」
よろしくね。そんな母の声が聞こえた気がした。