お姫様、俺とイチャつく時間ですよ?
「茉莉花ー、おはよう」
「薫子! おはよう!」
教室に入るなり、わたしに挨拶をしてきたのは、親友の泉 薫子。
薫子は、タレントになれるんじゃないか、と思うくらい顔がちっちゃくて、ツヤツヤの黒髪ボブ、そして鼻もスッとしてる上に黒目がちな瞳でとっても可愛い女の子。
おっとりしていて真面目で、まるでアニメに出てくるお嬢様のような感じだけど、なかなか努力が結びつかないのか勉強が少し苦手なんだよね。
わたしも人のことは言えないから、いつも2人で一緒に頑張っている。
「瀬川くんおはよー!」
「やっぱり瀬川くんはかっこいいね〜」
陽向くんは、相変わらず女の子達に囲まれているけれど、無視している。
でも、どうして女の子の挨拶すら陽向くんは相手にしないのかなぁ……。
それは失礼だよね……。