【異世界恋愛】【完結】猫族の底辺調香師ですが 極悪竜王子に拾われました。
そして、なぜか男はニーナと目が合うと優しく微笑んだ。
『見つけた』そう言わんばかりの表情に思わず声を出してしまい慌てて口を塞いだ。
見間違えるはずがない。第二王子・ロルフだ。
――どうしてあんな目でみてくるの?……揶揄われてる?
だが周りは彼に気づいていないようで、護衛をしている者でさえなんの反応もない。
考えてみれば王城なのだからここにいるのは当たり前だ。
平常心を装っていると、後ろの方から笑う声が聞こえてきた。
「あら? あれはクーリッヒ家の不義の子でなくて?」
「やだあ。あんな低レベルな方も参加できるの? 王妃様と王太子様の慈悲のお心ねえ」
はっきりニーナの耳に届いたそれは、明らかにニーナの出自の噂をからかったものだ。
勝手に言っていればいい。そう内心呟いて無視を決め込み、 謁見の間で王妃、王太子、第二王子への拝謁が終わると案内された会場へ足を進めた。
会場は城内の中心部にあるホールだ。天井が高く、豪奢な部屋には人数分の小さなテーブルが等間隔に設置されており、見た限り調合道具も一通り揃っている。
部屋の最奥には一段上がった場所に豪奢な椅子が用意されており、そこには真っ赤なドレスを纏った王妃と王太子、そして先程目が合ったロルフが座った。
『見つけた』そう言わんばかりの表情に思わず声を出してしまい慌てて口を塞いだ。
見間違えるはずがない。第二王子・ロルフだ。
――どうしてあんな目でみてくるの?……揶揄われてる?
だが周りは彼に気づいていないようで、護衛をしている者でさえなんの反応もない。
考えてみれば王城なのだからここにいるのは当たり前だ。
平常心を装っていると、後ろの方から笑う声が聞こえてきた。
「あら? あれはクーリッヒ家の不義の子でなくて?」
「やだあ。あんな低レベルな方も参加できるの? 王妃様と王太子様の慈悲のお心ねえ」
はっきりニーナの耳に届いたそれは、明らかにニーナの出自の噂をからかったものだ。
勝手に言っていればいい。そう内心呟いて無視を決め込み、 謁見の間で王妃、王太子、第二王子への拝謁が終わると案内された会場へ足を進めた。
会場は城内の中心部にあるホールだ。天井が高く、豪奢な部屋には人数分の小さなテーブルが等間隔に設置されており、見た限り調合道具も一通り揃っている。
部屋の最奥には一段上がった場所に豪奢な椅子が用意されており、そこには真っ赤なドレスを纏った王妃と王太子、そして先程目が合ったロルフが座った。