離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


やっていることは阿呆に見えるが、必ず真の意図がある。


王たる計略を持つのが上手い男だ。


エドワードを堂々と袖にしながら、エドワードが未だにザラだけを愛していると全く疑わない。


これがザラ様だ。


ザラと再び結婚したいがために、エドワードが求婚の試練で何を魅せてくれるのか。


「楽しみにしているぞ、エド。良い風が吹くように」


密着し過ぎるエドワードがウザかったはずだ。なのに、ザラはエドワードの動向を新聞で追い、空を見上げてエドワードに声をかけてしまうのだった。


「さて、負けてられんの」
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