報われたい独占欲は、狂気のソレ
長谷川さんは若くてカッコイイ。普通なら女性を選び放題できる立場だ。そんな長谷川さんにこんなことを相談するのは失礼かもしれないけれど、自分以外の意見を聞いてみたかった。
――それに、私は一度長谷川さんから「付き合って」と告げられているのを断っている。
私のことは諦めて、他の女性を見つけたのかもしれない。だとしたら、これ以上いいアドバイスを言ってくれる人はいない気がする。
大丈夫、この人はもう私を追ったりしないし、追うことはない。
「長谷川さん、前に私のカレシが浮気してるって言ってたじゃないですか」
「うん?」
「本当にそうかもしれないなって最近思ってて……証拠とか、確信があるわけじゃなくって、まだ憶測なんですけど……日曜日も祝日も会ってくれなくて。仲が良い友達と遊んでいるみたいです」
「友達と遊んでるって言われてるなら遊んでるんじゃない? それでも、そのカレシを信じるって言ったのは凪でしょ。それをオレに相談して……どうしてほしいの?」