マイシス××。
「だから、この学園でも良くも悪くも有名で……」
"ぐるるるるる────"
「……!!」
「……え?」
「す、すみませんすみません!!」
「あははは、掴めない子だなー」
「ご、ごめんなさい真剣な話してる時に……」
男の子の前でお腹が鳴っちゃうなんて、恥ずかしくて顔あげられない。
「お昼まだなの?」
「う……、実は用意してなくて」
すぐ隣からクスクスと笑い声がするから、馬鹿にされてるんだろうな、と流石に私でも分かった。
「それ、あげる」
真っ黒なブレザーのポッケから差し出されたのは、透明の袋に入ったお菓子。
「で、でもこれって……」
その中には、明らかに手作りのカップケーキが2つ入っていた。