マイシス××。
カップケーキを作った女の子には悪いと思いつつも、朝ご飯から何も食べていなかった私は美味しく頂かせて貰った。
昼休みが終わる予鈴が鳴ってから、慌てて教室に向かう。
「あれが噂の……?」
「結構、普通じゃん」
廊下を歩けばやけに視線を向けられる。
ヒソヒソ話が耳に入ってくるから、無意識に足早になっていった。
なんか、嫌だな。
迷いながらもなんとか教室に辿り着いて、ドアを開ければ中には誰の姿も見当たらなかった。
「あ、あれ?」
移動教室か何かなのかな?
キョロキョロと周りを見渡してから、教室の後ろの白板に貼ってある時間割を確認しようと中に入ろうとした時。
──ガンッ!!
耳に響く大きな音と同時に、頭に鈍い傷みが走った。