マイシス××。
「最初だから、助言、し、て、あ、げ、る」
最初に聞こえた、何かで声色を変えられた女の子の声が耳元で響き渡る。
冷たい何かで頬を叩かれて、そのまま首筋から鎖骨の部分まで滑り落ちた。
「……いッ、」
スッと何かで切られたような首に鋭い痛みが走って。
再び、冷たい何かが頬に当てられるから全身が硬直した様に固まっていく。
「シグレには近付かないで下さるかしら」
「……」
「近付かないでと言っているの」
強くなっていく口調に、私は震えながら頭を縦に動かす事しか出来ない。
「ふふ、いい子ね」
そっと耳元で囁かれたその言葉に、指の先の神経まで恐怖が到達していった。