マイシス××。
そのまま頬を痛いくらいに潰されながら、乱暴に開けられたドアの向こう側へ無理矢理引きずられる。
反対の手で右腕をグッと握られて、そのまま奥にあるベッドの上に投げられる様に倒された。
「え、ちょっ……!?」
上半身を起こそうとすれば、両手首を頭の上で痛い位に押さえつけられる。
私の身体を跨ぐように、シグレによって体重をかけられるから身動きが取れなくなった。
「ま、当て付けにはなるかな」
なんてシグレが鼻で笑うように口にして、覆い被さる様に私を見下ろすから。
「……あ、」
ゾッと血の気が引いていくのが自分でも分かった。
「何でこの家に来たんだよ?金か?」
「……そっ、」
ギロリと冷たい瞳を向けられれば全身が震えて、あながち否定できない内容に言葉が上手く出てこない。
「どうせ、あの、母親に売られたんだろ?」
「ちっ、ちが……」
押さえつけられた手首が痛くて、動かそうとしてもビクともしなかった。
「つうか、いるってのは知ってたけど。同じ時期とかマジで信じらんねぇ!」
「な、何が……」
「お前。アイツの妾の子なんだろ?」