新そよ風に乗って ⑥ 〜憧憬〜
後に続いてエレベーターを降りて、高橋さんの背中に向かって話し掛けながら追いついて並んで歩きかけたところで、高橋さんに右腕を前に出されて行く手を塞がれた。
「待ってろ」
うっ。
たったひと言、そう言われただけなのに。
何とも言えない、その威圧感。
言葉では言い表せない、高橋さんは人に有無を言わせない何か惹き付けるものを持っていて、それに従わざるを得ない。
「はい……」
その言葉で動けなくなって地下2階の駐車場に向かい、高橋さんの車に乗って会社を出た。
「これから、時間あるか?」
「えっ?」
唐突に聞かれて、驚いて聞き返してしまった。
「少し、遅くなっても平気か?」
すると言い方を変えて、もう1度高橋さんに問われた。
「あっ、はい。大丈夫です」
何だろう?
「じゃあ、俺の家に来い」
ハッ!
い、いきなり、高橋さん。
「そ、そんなこと、急に言われても……私、困ります」
だって……よーく考えてみても、今日は絶対可愛くない下着だし……。それに洋服だって何だかイマイチ。
こんな格好じゃ、嫌だ。せっかく高橋さんが誘ってくれて、もし万が一……あれでそれになったらこんな姿じゃ……。
やっぱり、今日は絶対駄目。
高橋さんに 『俺の家に来い』 と言われて、頭の中はとてつもなくでっかくなってしまった妄想でいっぱいになっている。
「はぁ? 何で困るんだよ?」
「何でって、それは……」
ああ、駄目。
「む、無理です。やっぱり」
「何が、無理なんだ?」
「えっ? そ、それは、その……それは……」
信号待ちで、高橋さんが疑いの眼差しを向けながら私の顔を覗き込んだ。
「ふーん……」
な、何?
今、もしかして赤面してる?
「フッ……。まーた、陽子ちゃーぁん? エロいこと、今考えてたんじゃないのぉ?」
「待ってろ」
うっ。
たったひと言、そう言われただけなのに。
何とも言えない、その威圧感。
言葉では言い表せない、高橋さんは人に有無を言わせない何か惹き付けるものを持っていて、それに従わざるを得ない。
「はい……」
その言葉で動けなくなって地下2階の駐車場に向かい、高橋さんの車に乗って会社を出た。
「これから、時間あるか?」
「えっ?」
唐突に聞かれて、驚いて聞き返してしまった。
「少し、遅くなっても平気か?」
すると言い方を変えて、もう1度高橋さんに問われた。
「あっ、はい。大丈夫です」
何だろう?
「じゃあ、俺の家に来い」
ハッ!
い、いきなり、高橋さん。
「そ、そんなこと、急に言われても……私、困ります」
だって……よーく考えてみても、今日は絶対可愛くない下着だし……。それに洋服だって何だかイマイチ。
こんな格好じゃ、嫌だ。せっかく高橋さんが誘ってくれて、もし万が一……あれでそれになったらこんな姿じゃ……。
やっぱり、今日は絶対駄目。
高橋さんに 『俺の家に来い』 と言われて、頭の中はとてつもなくでっかくなってしまった妄想でいっぱいになっている。
「はぁ? 何で困るんだよ?」
「何でって、それは……」
ああ、駄目。
「む、無理です。やっぱり」
「何が、無理なんだ?」
「えっ? そ、それは、その……それは……」
信号待ちで、高橋さんが疑いの眼差しを向けながら私の顔を覗き込んだ。
「ふーん……」
な、何?
今、もしかして赤面してる?
「フッ……。まーた、陽子ちゃーぁん? エロいこと、今考えてたんじゃないのぉ?」