新そよ風に乗って ⑥ 〜憧憬〜
「酷い! まゆみ。私は、そ、そんなこと……」
「そんなこと、あるわよ。だって、そうじゃない。連れて歩けば、SPIだから周りに自慢出来るし、お金もそこそこ持ってるし、マンションも持ってるしね?」
「まゆみ! 私は高橋さんのこと、そんな風に思ったことなんて1度もないから。そんな酷いこと……」
泣きそうだ。
こんなにも酷い言われ方をされるのだったら、来なければ良かった。
まゆみに、電話なんてしなければ良かった。
「そんなこと、私が1番分かってるわよ!」
エッ……。
「そうじゃないんでしょう? 損得勘定なんて抜きにして、純粋にハイブリッジを好きになったんじゃなかったの? ハイブリッジに、待ってるからって言ったんでしょう? 言ったんだったら、自分の言動には責任持ちなさい! その言葉を信じて、心を開こうとしているハイブリッジを見捨てるなんてこと、するんじゃないよ」
「まゆみ……」
「そんなこと、この私が許さない。それじゃ、まるで他人の心を弄んでいるのと一緒じゃない。面倒になったら捨てるみたいなこと、平気で出来るような陽子なんて、私嫌いだから」
「私……ヒクッ……ヒクッ……」
「ああ。泣かなくていいから」
「でも……」
「あんたのことは、私が1番よく分かってるって言ったでしょう?」
「ま……ゆみ」
「そんなこと、あるわよ。だって、そうじゃない。連れて歩けば、SPIだから周りに自慢出来るし、お金もそこそこ持ってるし、マンションも持ってるしね?」
「まゆみ! 私は高橋さんのこと、そんな風に思ったことなんて1度もないから。そんな酷いこと……」
泣きそうだ。
こんなにも酷い言われ方をされるのだったら、来なければ良かった。
まゆみに、電話なんてしなければ良かった。
「そんなこと、私が1番分かってるわよ!」
エッ……。
「そうじゃないんでしょう? 損得勘定なんて抜きにして、純粋にハイブリッジを好きになったんじゃなかったの? ハイブリッジに、待ってるからって言ったんでしょう? 言ったんだったら、自分の言動には責任持ちなさい! その言葉を信じて、心を開こうとしているハイブリッジを見捨てるなんてこと、するんじゃないよ」
「まゆみ……」
「そんなこと、この私が許さない。それじゃ、まるで他人の心を弄んでいるのと一緒じゃない。面倒になったら捨てるみたいなこと、平気で出来るような陽子なんて、私嫌いだから」
「私……ヒクッ……ヒクッ……」
「ああ。泣かなくていいから」
「でも……」
「あんたのことは、私が1番よく分かってるって言ったでしょう?」
「ま……ゆみ」