麻衣ロード、そのイカレた軌跡⓽最終話/魂の交尾
ファーストレジェンド~また猛る季節まで/その15
真樹子
「このバカヤロー!そのケバいツラ下げて、年下の女ったらしにその気を起こしやがって。アホか、お前‼」
砂垣さんは、これでもかってくらいに私を罵った
私はなんと、柄にもなく南部テツヤにぽーっとなっちゃって、つい誘っちゃったんだけど、見事に拒絶された
プライドを傷つけられた私は、テツヤを取り巻く彼女軍団の中から二人選んで、手下を向けてしめてやってね
そしたら、二人から私に仕打ちを受けたことを知って、テツヤの野郎、単身、殴り込みかけてきたよ
...
私はテツヤから、”サイテーの女”と吐き捨てられたけど…
そのあとでね…
「…あんたさ、砂垣と付き合ってるらしいね。ヤツは評判よくないよ。タチの悪いヤクザの親分とくっついてて、この都県境を奴らに売り渡す役目を負ってるって噂さ。余計なお世話かもしれないけど、あんた、ヤツとはいい加減のところで切れた方がいいよ」
なんと、テツヤはそこまで踏み込んで私に忠告したのよ
今振りかえれば、さすがモテる男だけあるわって気もしないでもない
でもそん時はちょっとショックだったけど、意地になって突っぱねたわ
「その通りよ、余計なお世話だって。”彼”はアンタみたいなガキとはモノが違うわ。ションベン女達にチヤホヤされてるからって、いい気になんなっての!」
テツヤは呆れたというより、かわいそうに…って感じで私を見てたわね
まあ、それ以上の言葉はなかったけど
...
この騒動は様々な輩たちにうまく利用されたわ
それこそとことんってまでに
私の脇の甘さを、奴らは見逃さなかったのよ
まさに今まで培われてきた私を見る目を一変させて、一気に立場が揺らいだのよ
言ってみれば、気が付くと私への包囲網のようなものができていて、他ならぬ砂垣さんもそれを了解していた訳よ
特に、彼の飛車角だった大場さんと蘇我さんなんかは、目に見えて私への態度が辛辣になってね
で…、この4月、決定的な局面を迎えることになる
真樹子
「このバカヤロー!そのケバいツラ下げて、年下の女ったらしにその気を起こしやがって。アホか、お前‼」
砂垣さんは、これでもかってくらいに私を罵った
私はなんと、柄にもなく南部テツヤにぽーっとなっちゃって、つい誘っちゃったんだけど、見事に拒絶された
プライドを傷つけられた私は、テツヤを取り巻く彼女軍団の中から二人選んで、手下を向けてしめてやってね
そしたら、二人から私に仕打ちを受けたことを知って、テツヤの野郎、単身、殴り込みかけてきたよ
...
私はテツヤから、”サイテーの女”と吐き捨てられたけど…
そのあとでね…
「…あんたさ、砂垣と付き合ってるらしいね。ヤツは評判よくないよ。タチの悪いヤクザの親分とくっついてて、この都県境を奴らに売り渡す役目を負ってるって噂さ。余計なお世話かもしれないけど、あんた、ヤツとはいい加減のところで切れた方がいいよ」
なんと、テツヤはそこまで踏み込んで私に忠告したのよ
今振りかえれば、さすがモテる男だけあるわって気もしないでもない
でもそん時はちょっとショックだったけど、意地になって突っぱねたわ
「その通りよ、余計なお世話だって。”彼”はアンタみたいなガキとはモノが違うわ。ションベン女達にチヤホヤされてるからって、いい気になんなっての!」
テツヤは呆れたというより、かわいそうに…って感じで私を見てたわね
まあ、それ以上の言葉はなかったけど
...
この騒動は様々な輩たちにうまく利用されたわ
それこそとことんってまでに
私の脇の甘さを、奴らは見逃さなかったのよ
まさに今まで培われてきた私を見る目を一変させて、一気に立場が揺らいだのよ
言ってみれば、気が付くと私への包囲網のようなものができていて、他ならぬ砂垣さんもそれを了解していた訳よ
特に、彼の飛車角だった大場さんと蘇我さんなんかは、目に見えて私への態度が辛辣になってね
で…、この4月、決定的な局面を迎えることになる