麻衣ロード、そのイカレた軌跡⓽最終話/魂の交尾
ファーストレジェンド~また猛る季節まで/その16
真樹子
並木公園通りのはずれに佇む、サパークラブ”ベッツ”…
夜8時を回った頃、私は店のカウンターで水割り3杯目を口に運んでいた
既にほろ酔いラインを超え、私は荒れモードに入っていた
「…マキちゃん…。はっきり言わせてもらうわ。悪いけど、あんた、今回の件は自業自得だよ」
黒原吹子…
故黒原盛弘さんの未亡人で、この時点での都県境界隈の悪ガキ、愚連隊、そして紅組と南玉連合を含む女性勢力へも一定の影響力を有している、いわば大姉御的存在だよ
姉のように慕っていたこの人に、私は直言された
「順二なんかにのめり込んで、あんた、バカだよ。私が散々警告したってのに、マキちゃん、聞く耳持たないんだもん。まあ、アンタのそんな姿見せられちゃ、私もいじらしくてね。やっぱりね…」
「吹子さん…!」
私はここで大粒の涙があふれ出て、すぐに”それ”は土砂降りになった
雨宿りの術を知らないカウンターさんは、”それ”を何も言わずにただひたすら浴びてくれてたわ
ありがとう…
真樹子
並木公園通りのはずれに佇む、サパークラブ”ベッツ”…
夜8時を回った頃、私は店のカウンターで水割り3杯目を口に運んでいた
既にほろ酔いラインを超え、私は荒れモードに入っていた
「…マキちゃん…。はっきり言わせてもらうわ。悪いけど、あんた、今回の件は自業自得だよ」
黒原吹子…
故黒原盛弘さんの未亡人で、この時点での都県境界隈の悪ガキ、愚連隊、そして紅組と南玉連合を含む女性勢力へも一定の影響力を有している、いわば大姉御的存在だよ
姉のように慕っていたこの人に、私は直言された
「順二なんかにのめり込んで、あんた、バカだよ。私が散々警告したってのに、マキちゃん、聞く耳持たないんだもん。まあ、アンタのそんな姿見せられちゃ、私もいじらしくてね。やっぱりね…」
「吹子さん…!」
私はここで大粒の涙があふれ出て、すぐに”それ”は土砂降りになった
雨宿りの術を知らないカウンターさんは、”それ”を何も言わずにただひたすら浴びてくれてたわ
ありがとう…