再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
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週が明けた月曜日。
加賀美さんの自宅から出社した私は、普段通り午前の仕事をこなしてお昼休憩に入った。
いつもの広場のベンチに透子と並んで座りながらそれぞれ昼食を取る。
金曜日に起きた出来事を話すと透子は心配そうに眉を下げた。
「それって大丈夫なの?」
「うん。今のところは」
心配だからと今朝は加賀美さんが会社まで付き添ってくれた。
「千晶の家ってお父さんが入院中だから今は実家にひとりなんだよね。もしもなにかあったらどうするの」
「それなんだけどね、しばらく加賀美さんの家に住むことになった」
「加賀美さんってこの前話してた千晶のお父さんと一緒に働いてたっていうエリート警察官?」
「うん」
頷くと、透子は大きく目を見開く。
「なにその羨ましい展開!」
「羨ましくなんかないよ。誰にあとをつけられているのかわからなくてこわいんだから」
「そっか。そうだよね、ごめん」
私の現状を思い出した透子が申し訳なさそうな表情で頭を下げた。それから人差し指を顎にちょこんと当てて、考えるように口を開く。
「千晶を尾行していた男かぁ。もしかしてあの人じゃないかな」
「あの人?」
どうやら透子にはピンとくる人物がいるようだ。