再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
「加賀美先輩から一緒に暮らしている理由も聞いた。千晶ちゃん誰かにあとをつけられているんだってね」
「はい。でもたった一度だけであれからはなにもないんですけど」
だからそろそろ加賀美さんの家を出ていくことも考えている。
でも彼のことを好きだと自覚して恋人になれた今は離れたくないと思ってしまう。
このまま加賀美さんといられたらな……。
「それでも用心するに越したことはないよ」
ふと声のトーンを落とした及川さんが真剣な口調で言葉を続ける。
「一度でもあとをつけらたからにはなにか理由があるはずだ。安全だってわかるまで油断しないように」
「はい」
初対面のときからかわいらしい印象が強い及川さんだけど、こうして真剣な口調で私に忠告してくれる姿はさすが警察官だ。
「加賀美さんがいないときになにかあったら俺に連絡して。力になるから」
「ありがとうございます」
ちょうどマンションに着いたのでエントランスで及川さんと連絡先の交換をしてから、それぞれの部屋に戻った。