再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
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五月に入り長い連休が訪れた。
私はカレンダー通りの休日で加賀美さんも基本的には同じなので、ふたりの休みがたくさん重なっている。
忙しそうだった加賀美さんの仕事も落ち着いたようで、今日は恋人になって初めてのデートをしていた。
ランチに訪れたのは前にも一度来たことがある加賀美さんお気に入りのカフェレストラン。
ディナーとは食事のメニューが少し違ったので、この前加賀美さんが食べていて美味しそうだったグリルチキンのセットはなかった。
でも、プレートの上にハンバーグ、ご飯、サラダ、かぼちゃやレンコンなどの焼き野菜が乗ったセットに惹かれて注文した。
食事のあとのデザートはディナーとメニューが変わらないので、今日もやっぱりクレームブリュレかタルトタタンで迷ってしまう。
「どっちにしよう。どっちも食べてみたい……」
頭を悩ませていると向かいの席に座る加賀美さんがくすっと笑う。
「決まらないならどっちも頼んでいいよ」
「でもふたつは食べられないので」
それに、そんなに食べたら体重が心配だ。
「じゃあ俺がどっちか食べるから一口あげる」
「いいんですか?」
「いいよ」
加賀美さんが手を上げて近くを歩いている店員を呼ぶ。クレームブリュレとタルトタタンのふたつを注文してくれた。