Twinkleな彼は、【完】



私、1時間かけて電車乗りついて帰って来たのに。


車だったら、30分くらいなのに。…乗せて欲しかったなぁ。


「そんなんしたら色々面倒だろ。幼馴染だってバレたらどーすんの」


グサリと来る言葉。


どーしてそんなに隠したがるのか。


…まあ、今をときめくアイドルだもんね。異性の幼馴染って存在自体がダメなのかな。


でも、落ち込むよね。


樹も私も恋とかそんなんじゃ決してないのに。



「…車、乗りたい」



わがままを言ってみると、



「何、拗ねてんだよ。」


って、少し困ったように笑う樹。


人気アイドルにこんな表情をさせるのはきっと私だけって幼馴染の特権


「いいじゃん、ちょっとだけ!」


昔から無条件に甘えれる存在で、居心地がいいんだ。


「ちょっとだけな。」


なんだかんだ、樹も私に甘いから、ついつい頼ってしまう。



「やったー!お邪魔しまーす」


さっそく助手席に乗り込むと、新車の匂いがした。
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