そして僕はまた君に助けられ、恋をする

辛い もう嫌だ

ことが起こったのは半月後のことだった。
長かった2週間が終わり、ようやく最初に約束した日が近づいてきた。

でもダメだった

当日の時間と場所の確認のラインを送ってから返信が来なくなった。
「やばい」
焦りを感じながら心配している内容のラインを打つと…
すぐに返事は来た。
ただそれは好ましいものではなかった。
元気だというのはそこまで心配してなかったが、
なんと、遊びに行こうと言っていた日に予定が入ってしまい、
行けないというものだった。
だったらと思い送った他の候補日も全て却下された。
その後もかろうじてラインこそ続けたものの1ヶ月に1回は耐えれなくなって遊びに行こうと誘っていた。

でも全て断られた。
そしてついにラインをやめてくれという内容が送られてきた。
理由は自分は相手からしたらそこまで仲の良かった相手ではなかったらしい。
というのと単純に誘われても困るから。というものだった。

それからはラインを送るのが怖くなり、半年何も送れなかった。
その間も学校の友人関係の問題は続き、
ついには…

「死にたい」

これを毎日のように思うようになっていた。
そんなある日意を決してラインを送って見た。
もう気持ち的に限界だった。
意外にもすぐ既読はついた。
てっきりブロックされているとばっかり思っていたので驚いたが、
返信はいつまで経っても来なかった。
それどころか数日してラインをしても、既読すらつかなくなった。

そんな中でも嫌なことがあった時や辛い時には否が応でも彼女のことを思い出して頭から離れない。

もう嫌だ
「死にたい」「死にたい」「死にたい」「死にたい」「死にたい」…
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