そして僕はまた君に助けられ、恋をする

まさかの再会

そんな中数ヶ月後も結局死ぬことができずにいた、ある日だった
学校帰り、いつも通り最寄駅から家に向かって歩いていると、
見たことのあるシルエットを見つけた。
間違えるはずがない…

「彩葉だ」

そこから急いで歩いたが中々速くならない。

そこで初めて彼女とラインしなくなった日から足取りが遅くなり続けていたことに気づいた。

思い返してみれば確かに最近は通学中に他の生徒が避けて先に行く機会が増えた気がする。
そこからできるだけ速く歩き追いついた。
そこから家までは5分ほどだったが、意外にも楽しそうに話をしてくれた。

でも、あまり良い内容ではなかった。
なんと高校に馴染めていなかったのでだ。
そこで初めて合点が行った。

てっきり会って声をかけたら逃げたり、無視されるのではないかという不安に相反して話をしてくれた理由が、まさかこんなことだったとは。

皮肉なものだ
でもそれがなければ話せなかったのだろうし
なんとも言えないところだ。
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