「お飾りの役立たずは不要だ」とクズ皇太子に婚約破棄された大聖母、隣国の王子に(契約)結婚しようとスカウトされる~あなたが本当に愛する人と幸せになるよう大聖母から悪女にポジションチェンジしますわ~
 衝撃的な話の連続で思考が追いつかない。

 だけど、一番最後の「必要な物を揃えておいた」というところだけは、思い当たる節があった。

 ここにきたばかりの頃のことである。クローゼットいっぱいに準備されていたドレス等の衣服や靴が、なぜかピッタリだったので、すごく不思議だった。

 って、なに? どういうこと?

 チャーリーは、遠くからわたしを見てわたしの体のサイズがわかったわけ? というより、それ以前にずっと見張られていたわけ?

 ときどきジャニスやカイラたちが変質者のことを話しているけれど、彼ってその類なわけ?

 だけど、まぁチャーリーだからいいか。
< 211 / 227 >

この作品をシェア

pagetop