冷徹ホテル王の最上愛 ~天涯孤独だったのに一途な恋情で娶られました~
——はじめて感じる彼の唇の感覚は、気が遠くなるほど、柔らかくて熱かった。そしてその感触に、身体と心が宙に浮くほどの幸福論に包まれる。
はじめてのキスを大好きな人に捧げられた喜びに日奈子の胸は満たされていく。
でもすぐに中まで入り込んだ彼の熱によって、なにもわからなくなってしまう。
「んんっ……」
はじめての衝撃を自分だけでは抱え切れず。背中を大きくしならせて彼のシャツを握りしめる。
その日奈子をがっちりと抱き込んだまま、彼は日奈子の口の中で動き回る。滴る蜜を舐め尽くすように日奈子の中を堪能する。
彼から与えられる恐ろしいくらいの甘美な感覚に日奈子は夢中になっていく。
息苦しくて、脳が焼け切ってしまいそうなのに、もっとほしくてたまらない。
「日奈子、ちゃんと息をしろ」
息継ぎの合間にほんのわずかに唇を離して宗一郎が囁いた。
「あ……わ、わからな……んん……!」
「……そう、上手だ。もう一度、口を開けて」
宗一郎の低い声を道しるべに、日奈子は彼の思うままになっていく。
ずっとずっとこうしていたかった。
ふたりの吐息を混ぜ合うたびに、少しずつ心が強くなっていく心地がする。
私は彼しか愛せない。
はじめてのキスを大好きな人に捧げられた喜びに日奈子の胸は満たされていく。
でもすぐに中まで入り込んだ彼の熱によって、なにもわからなくなってしまう。
「んんっ……」
はじめての衝撃を自分だけでは抱え切れず。背中を大きくしならせて彼のシャツを握りしめる。
その日奈子をがっちりと抱き込んだまま、彼は日奈子の口の中で動き回る。滴る蜜を舐め尽くすように日奈子の中を堪能する。
彼から与えられる恐ろしいくらいの甘美な感覚に日奈子は夢中になっていく。
息苦しくて、脳が焼け切ってしまいそうなのに、もっとほしくてたまらない。
「日奈子、ちゃんと息をしろ」
息継ぎの合間にほんのわずかに唇を離して宗一郎が囁いた。
「あ……わ、わからな……んん……!」
「……そう、上手だ。もう一度、口を開けて」
宗一郎の低い声を道しるべに、日奈子は彼の思うままになっていく。
ずっとずっとこうしていたかった。
ふたりの吐息を混ぜ合うたびに、少しずつ心が強くなっていく心地がする。
私は彼しか愛せない。