冷徹ホテル王の最上愛 ~天涯孤独だったのに一途な恋情で娶られました~
脱衣所でパジャマから普段着に着替えて出てくると、ラグに座りタブレットを見ていた宗一郎が顔を上げて微笑んだ。
「今日はどうする? どこか行きたいところがあれば連れていくし、家でのんびりしたいならそれでいいし」
「行きたいところは……とくにない。昨日レセプションでちょっと疲れちゃったし」
言い訳をするように日奈子が言うと、宗一郎は頷いた。
「確かにな。じゃあ、のんびりしようか。疲れたならもう少し寝たら?」
「い、いいよ、眠くはない」
さっきまでの眠気は彼の来訪で吹き飛んでしまった。いつもはひとりぼっちで過ごしているこの空間に彼がいることがなんだか不思議な気分だった。
本気で彼はここで一日過ごすつもりなのだろうか。
日奈子が知る限り小さい頃から彼はいつも多忙だった。
学生時代は学校以外の時間は部活や塾ばかりだったし、それは休日も同じだった。
別々に住むようになってからのスケジュールは知らないが、副社長としてのスケジュールが尋常じゃない忙しさなのは知っている。
それなのになにもしない日奈子の休日に付き合うなんて、なんだか申し訳ない気分だ。所在なくベッドに座ると、宗一郎が首を傾げた。
「もしかして、俺、じゃまか? いられると困る?」
「そうじゃないけど、でもなんか変な感じがして。だって本当に私予定ないし。宗くん忙しいのにぼーっとしてる私に付き合わせるの申し訳ないような気がして……」
「今日はどうする? どこか行きたいところがあれば連れていくし、家でのんびりしたいならそれでいいし」
「行きたいところは……とくにない。昨日レセプションでちょっと疲れちゃったし」
言い訳をするように日奈子が言うと、宗一郎は頷いた。
「確かにな。じゃあ、のんびりしようか。疲れたならもう少し寝たら?」
「い、いいよ、眠くはない」
さっきまでの眠気は彼の来訪で吹き飛んでしまった。いつもはひとりぼっちで過ごしているこの空間に彼がいることがなんだか不思議な気分だった。
本気で彼はここで一日過ごすつもりなのだろうか。
日奈子が知る限り小さい頃から彼はいつも多忙だった。
学生時代は学校以外の時間は部活や塾ばかりだったし、それは休日も同じだった。
別々に住むようになってからのスケジュールは知らないが、副社長としてのスケジュールが尋常じゃない忙しさなのは知っている。
それなのになにもしない日奈子の休日に付き合うなんて、なんだか申し訳ない気分だ。所在なくベッドに座ると、宗一郎が首を傾げた。
「もしかして、俺、じゃまか? いられると困る?」
「そうじゃないけど、でもなんか変な感じがして。だって本当に私予定ないし。宗くん忙しいのにぼーっとしてる私に付き合わせるの申し訳ないような気がして……」