その狂愛からは、逃れられない。
結果的に、お見合いは破談になった。
当たり前だ。前日の夜から光に軟禁された蓮華は夜通し光に抱かれ、気絶するように眠りに落ちてそれから夜まで全く目を覚さなかったのだから。
鳴り響くスマートフォンの着信音で目覚めた時、蓮華は文字通り顔面蒼白になった。
大きなキングサイズのベッド。光が運んだようだ。隣には光が寝息を立てていた。それにとてつもない殺意に似た気持ちを覚える。
とにかく、両親に何て言えばいいんだろう。もう二人に合わせる顔が無い。
手首に付いていたはずの手錠は、どこかに消えていた。
抵抗した跡だろうか、赤いアザと全身を襲う痛みが、まざまざと昨夜の行為を思い出させた。