悪役令嬢モノの悪役ヒロインに転生してしまった(嘘だと言って!)
 御礼の言葉と約束をいい、私は家族の元へ去っていった。それをきっかけに、野次馬たちはそれぞれ家に帰り、オリビアとその家族は騎士たちに囲まれ、どこかへ連れて行かれる。

「レティ、大丈夫だった?」

「うん、お兄ちゃん!どこも怪我してないよ!」

「良かった、無事で。もう、お姉ちゃんったら危険な目に遭いすぎ。」

「あはは、そうだね。気をつけなきゃ。あと、友達ができたよ!」

「良かったな。伯爵家には、改めて苦情の手紙を送っておこう。そして、公爵家にはお礼と招待状を送っておこう。」

「そうねぇ、たっぷりお詫びしてもらわなくちゃ。それにしても、全属性を扱えるなんて、すごいわね。」

「(お母さん、怖っわ…。)えへへ、嬉しい!」

「流石、我が家のお嬢様!」

 そんな会話をしながら、男爵家へと帰っていった。
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