ラブ・ジェネレーション
体力も気力も落ちた、怠さに自分の身体もままならなかった、翔琉が支えてくれなければ座っていることも辛くて出来ないくらいに、
そんな私の背中を労るようにさすりながら、
「結衣、痩せたなぁ……、小さな胸がもっと小さくなっちゃうぞ」
「なっ、うるさい、、そんなこと言うと、もう触らせてあげないんだから……」
「本当にそうなるかもしれないって思ったんだ」
抱きしめた腕に力を込めて、翔琉は愛おしそうに髪を撫でてくれる、
「そうだね、、」
「もう一度、結衣の肌に触れたい……」
「いいよ、、元気になったらね、、お礼に触らせてあげる」
「約束だからな、結衣!」
「うん…………ごめんね」
そして、、
「ありがとう翔琉」
「結衣、退院したら美味しいものを食べに行こう」
「う、うん、いいお店探しておいてね」
そんな小さな約束をしただけで未来が急に開けた気がした、まだ私は生きていられる、翔琉と並んで明日を歩いていける。