いつか、このどうしようもない想いが消えるまで。
そう言ってその人は行ってしまった。
なん、だろ。
めっちゃ・・・・・・心拍数が早い。
暑いし・・・・・・。
あの人の笑顔が頭から離れないし。
なんだよ、これ・・・・・・。
ー現在ー
「正直・・・・・・一目惚れに近くて」
・・・・・・多分、平均80点無いと聖高危ういから80点台とれなんて言ったんだろーな。
空麻の話を聞いても思い出せない。
ごめん、空麻。
「病気とか緊張とかじゃなくて?」
「ち、違いますよ!だって・・・・・・」
「だって?」
顔を真っ赤にしてあっちこっち見て、明らかに動揺している。
どしたどした。
「先輩のこと考えると心拍数やばいし、顔真っ赤になるし、先輩の顔見たら語彙力なくなるし、目なかなか合わせらんないし、顔火照りまくりだし、頭の中ずっと可愛いって言葉ばっか浮かんでくるんですっ!」
「かわっ・・・・・・!?」
何それ何それ。
こっちまで赤くなるんですけど!