相思相愛・夫婦の日常~カケ♡サト編~
明朝からマンションを出て、電車に揺られている二人。
「フフ…楽しみ!」
「サトちゃん、ニコニコしてる!」
「フフ…苺~」
翔琉は内心、ホッとしていた。
久しぶりの里海の笑顔が見れたから。
ずっと様子がおかしくて、昨日はあんなに取り乱していた。
どうすれば、里海の笑顔が見れるのかずっと考えていたから。
電車を降りて、スマホを見ながら目的地を目指す。
「この辺……かな?」
「うーん…
ん?あ!カケくん!あそこ!」
「あ!」
「「あった!!」」
早速店内で、苺プリンを食べる。
「んー!美味しい~」
「ほんとだ!意外とさっぱりしてて、食べやすい!」
「カケくん、苺ケーキも食べていい?」
「フフ…どうぞ?」
ケーキを食べ、帰りに苺ミルクをテイクアウトし、イチゴジャムと店の苺のロゴのステッカーを購入して店を出た。
里海が終始笑顔で、翔琉も自然と笑顔になっていた。
駅の方まで戻り、ランチにする。
「カケくんが決めて?」
「僕は、食べたいもんないよ。
サトちゃんの手作り以外は」
「また、そんなこと言うんだから!(笑)
まぁでも…嬉しい!
…………じゃあ、あ!そこの回転━━━━━え……」
「里海?」
周りを見回し、近くにあった回転寿司を指差すと、その先に凌央がいた。
「なん…で…?」
「サトちゃん、この人誰?」
「あ…えーと……」
「里海、こいつが旦那?」
「………」
「サトちゃん?」
翔琉が顔を覗き込む。
「ただの……」
「ん?」
「ただの知り合い!
高校生の時の、先輩なの」
「は?
じゃねぇだろ?
俺達は━━━━━━」
「違う!!
“ただの”知り合い!!」
「里海…」
「━━━━━━もう、いいよ。サトちゃん」
「え?」
翔琉が切なく、里海を見ていた。
「どんなサトちゃんでも、受けとめるから話して?」
「え?」
「だってサトちゃん。
ここんとこ、ずーっと苦しそうなんだもん。
僕も、苦しい。
そんなサトちゃんを見てるの」
「カケくん…」
「この人が原因なんだよね?
サトちゃんとの間になんかあって、それがサトちゃんを苦しめてるんだよね?」
翔琉の表情や言葉、握りしめた手の温かさ……
“あぁ、やっぱり隠し通せない”
里海は、意を決して翔琉を見上げた。
「フフ…楽しみ!」
「サトちゃん、ニコニコしてる!」
「フフ…苺~」
翔琉は内心、ホッとしていた。
久しぶりの里海の笑顔が見れたから。
ずっと様子がおかしくて、昨日はあんなに取り乱していた。
どうすれば、里海の笑顔が見れるのかずっと考えていたから。
電車を降りて、スマホを見ながら目的地を目指す。
「この辺……かな?」
「うーん…
ん?あ!カケくん!あそこ!」
「あ!」
「「あった!!」」
早速店内で、苺プリンを食べる。
「んー!美味しい~」
「ほんとだ!意外とさっぱりしてて、食べやすい!」
「カケくん、苺ケーキも食べていい?」
「フフ…どうぞ?」
ケーキを食べ、帰りに苺ミルクをテイクアウトし、イチゴジャムと店の苺のロゴのステッカーを購入して店を出た。
里海が終始笑顔で、翔琉も自然と笑顔になっていた。
駅の方まで戻り、ランチにする。
「カケくんが決めて?」
「僕は、食べたいもんないよ。
サトちゃんの手作り以外は」
「また、そんなこと言うんだから!(笑)
まぁでも…嬉しい!
…………じゃあ、あ!そこの回転━━━━━え……」
「里海?」
周りを見回し、近くにあった回転寿司を指差すと、その先に凌央がいた。
「なん…で…?」
「サトちゃん、この人誰?」
「あ…えーと……」
「里海、こいつが旦那?」
「………」
「サトちゃん?」
翔琉が顔を覗き込む。
「ただの……」
「ん?」
「ただの知り合い!
高校生の時の、先輩なの」
「は?
じゃねぇだろ?
俺達は━━━━━━」
「違う!!
“ただの”知り合い!!」
「里海…」
「━━━━━━もう、いいよ。サトちゃん」
「え?」
翔琉が切なく、里海を見ていた。
「どんなサトちゃんでも、受けとめるから話して?」
「え?」
「だってサトちゃん。
ここんとこ、ずーっと苦しそうなんだもん。
僕も、苦しい。
そんなサトちゃんを見てるの」
「カケくん…」
「この人が原因なんだよね?
サトちゃんとの間になんかあって、それがサトちゃんを苦しめてるんだよね?」
翔琉の表情や言葉、握りしめた手の温かさ……
“あぁ、やっぱり隠し通せない”
里海は、意を決して翔琉を見上げた。