兄妹!?













「おはよ、起きて」


「ん、」


頭は起きてるけど
体が起きたくないって言ってる笑


だるい、

体動かない


五分くらいして

またはやくんがきた


「部活、行くんでしょ」


「んん、」


「入部届け準備しとくね」


「ん」




コンコンコン


「おはよ、絃音ちゃん。血圧だけはからせてね」

「んー」


マンシェットがまかれる

「相当辛そうだね......上81下48、」



「あ、徠先生、おはようございます」


「おはよう、徠でいいよ」

「徠くん、」


「兄妹だなお前ら笑」

「笑笑、絃音、どうですか?」


「上81下58」

「...今日やめとく?」


「んーん、」


そろそろ起きてきた

体を少し起こすとはやくんが支えてくれる




そのまましばらくすると動けるようになってきた



リビングに行こうとして立ち上がったら目眩がして本棚に頭を打ちそうになったけど、

徠くんが素早く手で覆ってくれたおかげで怪我せずにすんだ



「あぶな...薬、飲んでる?」


「あ...」

忘れてた


「...だよね、じゃあ今日からちゃんと飲んでね」


「ん、」




リビングに行ったらママとパパは居なかった。


「仕事行ったよ、絃音ちゃんと颯くん任された笑」


「ありがとうございます笑」


「朝ごはん作ったから食べな、アレルギーとか大丈夫?」


「ねこ、ほこり、エビ」


「寝ぼけてる?笑、食べ物だけでいいよーっていうか絃音ちゃんのはカルテ見てるから知ってるよ笑」


「俺は食べ物はないです」


「OK、食べ物以外のアレルギーあるの?」

「えっと、ほこりと草がだめです」


「そうなんだ、了解覚えとく。」


スクランブルエッグとトマト、ご飯に海苔の佃煮がかかっている


「いただきます」

「いただきます」


「おいしいー」


「よかった」




直ぐに食べ終わって制服に着替える

「部活って時間決まってるの?」


「決まってない。先生暇だから笑、朝の8:00から夕方の7:00まであって、適当に行って帰ればいいよってなってる」


「午後暇?」

「予定は無いけど、どうしたんですか?」


「暇だったら手伝い来て欲しいなーって」


「いいよー、お昼奢りでお願いしますね」


「全然いいよ、助かる。颯くんも奢るからお願いしていい?」


「あ、大丈夫ですよ」

なんか不安そう、


「子供の見守りだけだから大丈夫、基本的に遊んだり絵本読んだり、保育士さんとお話したりって感じだよ。」

「あ、でも学校に申請がいるのか、んー、」


「なんか書類もらったの書くだけだからすぐ申請できるよ」


「なら良かった、無理そうなら大丈夫だから無理はしなくていいよ」


「はい、」


「俺今日休みだから送っていくよ。午後から適当に病院行ってプレイルーム寄るからよろしく」


「了解です、13:00くらいに行くね」


「了解、じゃあ食堂集合で」


「はーい」



徠くんの車に乗って学校まで行く


「ありがとう、徠くん」

「ありがとうございます」

「うん、敬語じゃなくてもいいんだよ?あ、実習中は敬語ね?」


「はーい笑」

「分かった」


「じゃあがんばってね」



< 28 / 52 >

この作品をシェア

pagetop