紳士な若頭の危険な狂愛
「この家の鍵です。
ただ、これからしばらくこの家には戻れませんが。
ですからそうですね、三週間後の日曜日、ここに来ませんか?」
「良いんですか?!」
「そうしなければ明日以降突撃されそうなので。
約束してください。
貴女が何度も来てここが私の家だとバレてしまえば、まずいことになるのです。
さっきの店を取り仕切る組とうちの組は争いが続いています。
まずは今日の件を片付けたいのでそれまでは来ない事。
良いですね?」
彼のいつになく真剣な声に私は鍵を握りしめ深く頷く。
「わかりました。
三週間後の日曜日に来ます。
だから、まずは病院に行ってください。
そして次に会うときは、怪我なんてしていないで下さいね」
彼は私の言葉を聞き終わると優しく微笑んで、私の前髪を手でかきあげおでこにキスをした。
未だに彼はひざまずいたままなので、お互いの顔の距離が近くて照れてしまう。