あの道を、貴方と。

おまけ

(そういえば全然調べてなかったけど、結局新の相手って誰だったんだろ?)

それを思い出したのはタイムスリップしてから一週間が経った時だった。

あの後、大きな依頼が入って来てそのことは頭の隅に追いやっていた。

「うーん、とりあえずお父さんに聞けば分かるかな?」

そう思って自分の部屋(というなの頭領室。一応わたしが頭領だからね?)を出ようとした時、ふと床の間にある掛け軸が目に入った。

それは絵じゃなくてわたしたち一族、つまり松本流の家系図。頭領とその伴侶しか書かないから詳しいものじゃないけど。

そこに、つい最近みた漢字があったような気がして近寄る。

「・・・!ちょ、ちょっと、嘘でしょ・・・」

わたしの呆れたような、嬉しいような呟きは風に乗って消えた。

             終
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