キス、KISS、キス!─異端者と呼ばれた追放死刑の村娘、2つの顔を持つ俺様陛下の溺愛キスで幸せお腹いっぱいです!
レオナルドはまた盛大に鳴らされてしまった鼓動を胸に感じたまま、マスクの向こうで生まれた笑みを噛みしめた。
こんなに優しい彼女を異端者と呼んで迫害したものたちを滅してやりたい気持ちと、死刑に追いやってくれたおかげで彼女に出会えた幸運に感謝する気持ちがレオナルドの胸に複雑に渦巻いていた。
王様姿のレオナルドはサーシャの頭をぐしゃぐしゃに撫でた。
「サーシャも愛されるために生まれたことは、間違いないな」
サーシャは、レオナルドほど大きい王様からご褒美みたいな素敵な言葉と、荒っぽいナデナデをもらってしまった。
「あ……ありがとうございます」
突然降って来た言葉に、なぜかドクンとサーシャの胸が鳴いてしまった。
(え、あ、王様に1回目?)