私のこと愛しすぎだよ、結多くん。
ぶっちゃけ俺は熱っぽくて潤んだ瞳の(エロすぎた)このみちゃんしか(性的に)見てなかった。




「なんつーかさ…、オレたちだけでも平和にやろーぜ」


「そ、そうだね…」


「とにかく、あのふたりを近づけさせないようにって先生も言ってました」


「ああ」



私たちがなんとか間を取り持つしかないね、と。

野口くん、荒井さん、私に生まれつつある、なぞの一体感。



「まあ結多に関しては朝比奈さんがついてさえいれば大丈夫だと思うけどな」


「う、うん…、見張っておくね」


「…だとしても班行動なわけだから、別行動とかはナシですよ朝比奈さん。学級委員長としての顔もあるんですから私は」


「も、もちろんです…」



チラッと伺ってみると、ぶすっと顔を背け合っている様子から……まさに水と油。


無事に(?)カレー作りを終えて、今度はスタンプラリー。


バーベキュー広場から移動した現在は、同じ自然公園内だというのに景色はガラリと変わっていた。

それくらいの敷地面積だということ。



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