のーどくたーのーらいふ

京side

~約1日前~














「お先に失礼します」














長い夜勤がやっと終わった














凛、大丈夫だったかな














基本的、夜勤のときは














余程のことがない限り














樹とは連絡を取り合わない














樹や春で治まらない場合














連絡が来ることもあるけど














基本的に治まるからね。














ガチャガチャ














「ただいま〜」














樹「京、お疲れ様」














「樹もお疲れ様」














樹「全然、疲れてないよ(笑)」














「凛の様子はどう?」














樹「夜中に発作起きて筋注した」














「そっか、やっぱりだめだったか」














凛には辛い思いをさせてしまった














樹「夕方に薬飲んどこうって言ったんだけど














だめでさ、不安からかご飯も食べてない」














「そっか、ありがとう














凛の様子見てくる」














そう言い残して、凜の部屋に向かう













「入るね〜、」














凜「んっ、はぁはぁ、やだっ」















だいぶうなされてるな、














「り〜ん、りん」














凜「やめてっ、」














「りん、凜!」














凜「ん、」














「凜、分かる?」














凜「けい、」














「うん、帰ってきたよ」














だいぶ心配だな














凜「起きたい、」














そう言われたから














力が入らないであろう凛の体を起き上がらせた














そして、凛に目線を合わせる














「昨日、発作起きたんだって?」














凜「そうだっけ、あんま覚えてないや(笑)」














そうやっていつもつらい気持ちに蓋をする














「薬入れるほどだった。って聞いたよ」














< 115 / 132 >

この作品をシェア

pagetop