のーどくたーのーらいふ
プルプル














「んっ、電話?」














夜勤明けの俺に、誰だよ














「はい、」














Ns「あ、小笠原先生ですか?」














「うん、どうした」














Ns「〇〇さんの容態が急変して














今、Drみんな手術か外来に行ってしまっていて」














「分かった、すぐ行く」














リビングを見渡すと樹がいない














テーブルにおいてあった書き置きを見ると














[ごめん、用事ができちゃって家空ける














6時すぎには帰れると思う]














まじか、














ガチャガチャ














春「たっだいまー」














「あ、春」














春「京、どうしたの?」














「俺、患者さんの容態が急変して














病院いかないといけなくなった














樹も6時すぎまでいない。














凜のこと、任せてもいいか」














春「うん、大丈夫だよ」














「凜、かなり不安定だから














もし無理そうなら樹か俺どっちかに連絡して」














春「うん、了解」














「じゃあ、行ってくる」














❅❅❅














「ふ〜、」














すぐに帰れるかと思ったけど














急変する患者さん多くて、














かなり時間経っちゃったな。














とりあえず、帰ろう














ガチャガチャ














「ただいま〜」














春「京、おかえり」














「凜の様子どう?」














春「それが、」














これはなんかあるな














樹「京、おかえり」














「樹、帰ってたのか」














樹「うん、少し前にね」














「あ、で、凛がどうしたって?」














春「凜、海行ってくるねって」














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