無気力生徒会長にはヒミツがある。
「............んー、もう、無理かも、」
そう言って、
私の方へ、ふらーっと倒れ込んでくる会長。
そんな会長を私は...............
「っ、え、かいちょ、」
とっさに、受け止めた。
その受け止めた、私の腕の中で。
「...............さとちゃんと、2人にして、」
笠原さんのことを見て、そう言った会長。
笠原さんに言ったとき、
私に甘えるようにギュッとしながら。
言っていたもんだから........................
「........................っ、」
なんだか、ドキッとしてしまった私。
「............はぁ、分かった」
私たちを横目で見てた笠原さんは、
そう言うとそっと、生徒会室をあとにした。