吸血鬼の幼なじみは私だけに甘い。


すると、澄にぃは。




「.........ぇ、ゆる。また斗帷?」



明らかに〝まさか〟って顔の澄にぃ。



「.........ぅ、実は、また切らしてたみたいで、」



〝また貰いに来てごめん〟って顔で伝えると。



「.........はぁ、あいつ、バカなの?」



斗帷くんには、
はっきり〝バカ〟と口にする澄にぃ。



きっと、呆れてるよね...............っ。



そう思っていると。



「.........、ゆる、両手、出して」



いつの間にか、
タブレットを持って来たのか、そう言う澄にぃ。



言われた通り、両手を出すと。



両手いっぱいに乗っかった、
タブレットが入ったシート。

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