ギャルは聖女で世界を救う! ―王子に婚約破棄されたけど、天才伯爵に溺愛されて幸せなのでおけまるです!―
「や~ん! じゃあしょうがないね! おめっと~♡ 末永くラブ&ピースで幸せになんな~」
エミの明るい声が気まずい空気を吹き飛ばした。
誰も祝福しないようなエリックとアレキセーヌの婚約を、エミは心から祝福したのだ。あまりに予想外の一言に、その場にいた誰もが目を丸くした。エリックにひっついていたアレキセーヌでさえ、驚きのあまりあんぐりと口を開けている。
エリックは一瞬硬直した後、ややあってブルブルと震え始めた。
「は、はあ!?!? おま、お前、……この前、俺はお前の好きピだって……ッ」
「いやいや、そんなの関係ないって! 好きあってる二人がくっつくのが一番じゃん!」
エミはさっぱりした顔で言い放つ。
つい先ほどまで怒り心頭だったサクラが、信じられないものを見るような目でエミの横顔を見つめた。しかし、サクラの見つめるエミの横顔に、悲しみだとか、嫉妬だとか、そんな負の感情の雰囲気は微塵もない。エミは、本当に心の底から二人の幸せを祈っているようだった。
エミの明るい声が気まずい空気を吹き飛ばした。
誰も祝福しないようなエリックとアレキセーヌの婚約を、エミは心から祝福したのだ。あまりに予想外の一言に、その場にいた誰もが目を丸くした。エリックにひっついていたアレキセーヌでさえ、驚きのあまりあんぐりと口を開けている。
エリックは一瞬硬直した後、ややあってブルブルと震え始めた。
「は、はあ!?!? おま、お前、……この前、俺はお前の好きピだって……ッ」
「いやいや、そんなの関係ないって! 好きあってる二人がくっつくのが一番じゃん!」
エミはさっぱりした顔で言い放つ。
つい先ほどまで怒り心頭だったサクラが、信じられないものを見るような目でエミの横顔を見つめた。しかし、サクラの見つめるエミの横顔に、悲しみだとか、嫉妬だとか、そんな負の感情の雰囲気は微塵もない。エミは、本当に心の底から二人の幸せを祈っているようだった。