HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
「日下さん、絶対に氷室さんに気があるね…」
「そうですね…」
一つ年上の橋本さん。フルネームは橋本佳穂理(ハシモトカホリ)さん。
私と同じ派遣会社の社員ではないけど、色々と仕事の上で相談に乗り、社内の事を教えてくれた。
彼女は食堂のカレーライス、私は持参した手作り弁当でランチを摂った。
「でも…彼女は令嬢よ。身の程を知れって言うの…」
氷室さんは令嬢。
令嬢の彼女には御曹司がお似合い。例えば、樹生さん。
氷室さんは社長秘書だし、樹生さんの正体を御存知のはず。
「さっきから…全然食べてないけど…どうしたの?狩野さん」
「え、あ…最近、食欲なくて…」
私は箸を持ったまま、お弁当の中を覗き見る。
「調子が悪いなら、医務室に行ったら?」
「そこまでしなくても大丈夫よ…」
私を体を心配してくれる橋本さんに笑顔で返した。
「そうですね…」
一つ年上の橋本さん。フルネームは橋本佳穂理(ハシモトカホリ)さん。
私と同じ派遣会社の社員ではないけど、色々と仕事の上で相談に乗り、社内の事を教えてくれた。
彼女は食堂のカレーライス、私は持参した手作り弁当でランチを摂った。
「でも…彼女は令嬢よ。身の程を知れって言うの…」
氷室さんは令嬢。
令嬢の彼女には御曹司がお似合い。例えば、樹生さん。
氷室さんは社長秘書だし、樹生さんの正体を御存知のはず。
「さっきから…全然食べてないけど…どうしたの?狩野さん」
「え、あ…最近、食欲なくて…」
私は箸を持ったまま、お弁当の中を覗き見る。
「調子が悪いなら、医務室に行ったら?」
「そこまでしなくても大丈夫よ…」
私を体を心配してくれる橋本さんに笑顔で返した。