HONEYHOLIC(3)リゾートシンデレラ~十月十日の結婚生活。ひと夏の偽恋人でしたが、双子を授かりました~
「でも、マグロには天然物と養殖物がある。アニサキス菌が付くのは天然物が多いけど…君はどっちを食べたの?」
「多分…養殖物だと思います」
「お腹に激しい痛みとかないの?」
「ありません…」
「おいっ!?幸人ちゃんと診てくれ!!俺の部下なんだ…」
「ちゃんと診てるよ…」
私よりも樹生さんの方が必死の様相を見せる。
「一つ訊いていい?」
「はい…」
「生理はいつあった?」
「え、あ・・・先々月かな?」
元々毎月決まった生理周期ではない。
遅れるのはザラで気にも留めてなかった。
「そう…」
問診を終え、後は血圧や脈拍と言った一通りの診察を施した。
「彼女…妊娠の可能性があるのか?幸人」
「二人が秘密裡で交際してる事は達生おっちゃんからから訊いたけど…何?樹生…思いの節あるの?」
幸人さんの目が好奇な目に変わっていく。
「いや…」
樹生さんがちらっと私を一瞥した。
「多分…養殖物だと思います」
「お腹に激しい痛みとかないの?」
「ありません…」
「おいっ!?幸人ちゃんと診てくれ!!俺の部下なんだ…」
「ちゃんと診てるよ…」
私よりも樹生さんの方が必死の様相を見せる。
「一つ訊いていい?」
「はい…」
「生理はいつあった?」
「え、あ・・・先々月かな?」
元々毎月決まった生理周期ではない。
遅れるのはザラで気にも留めてなかった。
「そう…」
問診を終え、後は血圧や脈拍と言った一通りの診察を施した。
「彼女…妊娠の可能性があるのか?幸人」
「二人が秘密裡で交際してる事は達生おっちゃんからから訊いたけど…何?樹生…思いの節あるの?」
幸人さんの目が好奇な目に変わっていく。
「いや…」
樹生さんがちらっと私を一瞥した。