肉を斬らせて骨を断つ

純玲は連行され、講義室後ろの方へ。

きっと伊爪は止めておけ、すぐに席を離れろって忠告されてるんだと思う。

友達の言ってることにあたしも賛成だ。純玲がくっついてくる所為で、学内で目立って仕方ない。

軈て、純玲が戻ってくる。

すとん、と隣に座って参考書とルーズリーフを取り出した。

「あっち行かないの?」
「行かないけど」
「いや行ってよ」
「冴、赤のボールペンあるか? インクが切れてた」
「あるけど」

赤ペン単体をそちらに差し出す。あたしはいつも三色ボールペンを使用しているので、あんまりそれを使わない。

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