肉を斬らせて骨を断つ
少しも良くはないけど。
でも本当に純玲はあたしと雲母にアイスを買ってくれて、あたしはバニラアイスを食べることが出来た。
純玲はチョコミントを食べている。
「チョコミント……歯磨き粉じゃん」
「爽やかな歯磨き粉の後にチョコレートを感じるのが美味しい」
「物好きだねえ」
「褒め言葉か?」
「なんかブーメラン」
物好きな男に好かれるという図。
横で雲母は肩を震わせて笑っていた。もういっそ笑い飛ばしてほしい。
アイス屋の前で雲母とは別れ、あたしと純玲は駅の方へ歩く。
「雲母の分もありがとう」
「冴は」
純玲が不思議そうな顔でこちらを見る。